Midjourney商用利用徹底解説!画像の所有権や収益化事例まとめ!

Midjourneyで生成した画像を収益化させたい!

でもその前にMidjourneyの商用利用や画像の所有権について、きちんと把握しておきたい…。

昨今、Midjourneyで生成した画像を用いて収益化を目指す方も増えてきたように感じます!

本記事ではMidjourneyにおける商用利用条件、画像の所有権をまるっとまとめて徹底解説をさせて頂きます!

<最初に結論!>

■Midjourneyでは有料プラン加入により、商用利用が許可されています!

■NFT/グッズ/LINEスタンプやAI漫画の販売、収益化のあるYoutubeチャンネルのサムネイル画像等が商用利用となります。

■画像の所有権は自身にありますが、一部の権利はMidjourneyにも付与されます。

■Midjourneyの規約は二次元イラスト特化のNiji・Journeyでも同様となります。

本記事は2024年7月30日時点の内容を元にしています。最新情報は必ずMidjourneyの公式情報をご確認ください。

目次

Suno AI 商用利用について

商用利用には有料プランが必須。

Midjourneyは2024年7月現在、無料トライアルは行われておりません。

利用には有料プランが必須になりますが、いずれかの有料プランに登録が出来ていれば商用利用(General commercial terms)が可能です。

個人利用ではあまり気にしなくても大丈夫ですが、年間総収入が100万USドルを超える企業の場合は、プロまたはメガプランをご購入いただく必要があるのでご留意ください。

また、Midjourneyには二次元イラストに特化した「Niji・Journey」モデルがございますが、こちらも商用利用の規約はMidjourneyと同様になります。

最新の料金、商用利用可否は必ず公式情報をご確認ください。

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どのような利用が商用利用にあたるか?

Midjourneyで生成されたイラストを用いて金銭的な対価を得る活動を行う場合は商用利用に該当します。

<商用利用にあたるケース例>

■収益のあるYoutubeチャンネル等のサムネイルに利用する。

■NFTにしてイラストを販売する。

■スマフォケースやTシャツ等のデザインに生成された画像を利用する。

■依頼を受けてイラストを制作し、販売する。

■生成画像を用いた漫画を制作し、販売する。

Midjourneyの商用利用における主な注意点

イラストを生成、販売、提供、公開する際には以下の様なポイントに留意しましょう。

<主な留意点>

■生成AI(Midjourney)で作成したイラストである事を明記する。 ※手書きで描いたと偽らない。

■利用するサービスが「生成AI」を禁止していないか確認する。

■著作権違反のイラストを生成しないようにする。

生成AIを禁止しているサービスについて、例えば副業で人気の「ココナラ」では「AIによるイラスト作成を行うサービス」の出品は禁止されています。

■ココナラ 【一覧】出品禁止サービス

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また、著作権違反については具体的な漫画や映画の「作品名」や登場するキャラクターの名前等をプロンプトに含んでの生成や、参照元としてAIに学習させる等は行わないようにしましょう。

コンテンツの権利について

利用者に与えられる権利

以下はMidjourneyの規約の抜粋となりますが、基本的に画像の「所有権」は利用者側にあると読み解けます。

<Midjourney利用規約抜粋>

■あなたの権利

適用法の下で可能な限り、お客様は本サービスで作成したすべての資産を所有します。ただし、いくつか例外があります。

  • お客様の所有権は、本契約によって課される義務および第三者の権利に従うものとします。
  • 年間収益が 1,000,000 米ドルを超える企業またはその従業員の場合、資産を所有するには「Pro」または「Mega」プランに加入する必要があります。
  • 他人の画像を拡大した場合、その画像の所有権は元の作成者のままとなります。

あなたの管轄区域における現在の知的財産法の状況についてさらに詳しく知りたい場合は、あなた自身の弁護士にご相談ください。あなたが作成した資産の所有権は、その後数か月でメンバーシップをダウングレードまたはキャンセルした場合でも存続します。

ただし、その所有権はMidjourneyとの契約で課せられる義務(規約の遵守等)と、第三者の権利(特許権/著作権/商標権等)を侵害しない事が前提となります。

要するにきちんと利用規約を守って、既存の作品の盗作等の権利を無視したイラストは作らないでと言っています。

また、所有権は後に有料プランをダウンロード/解約した場合でも存続します。

Midjourney側にある権利

以下はMidjourneyの規約の抜粋となりますが、利用者が生成した画像の以下の権利はMidjourney側にも付与されます。

■Midjourneyに与える権利

本サービスを利用することにより、ユーザーはMidjourney、その後継者、および譲受人に対し、ユーザーが本サービスに入力したテキストおよび画像プロンプト、および本サービスを通じてユーザーが作成したアセットの複製、派生物の作成、公の場での表示、公の場での上演、サブライセンス、および配布を行うための、永続的、世界的、非独占的、サブライセンス可能な無償、ロイヤリティフリー、取消不能の著作権ライセンスを付与するものとします。このライセンスは、理由の如何を問わず、いかなる当事者による本契約の終了後も存続するものとします。

整理すると以下の様な形です。

要するに作成した画像はMidjourney(またはその後継者)が複製したり、配布したりしても利用料とかは請求できないと言う事が明記されてます。

<対象>

■利用者が入力したテキスト/画像等の情報と生成された画像

<Midjourneyに与えられる権利>

■複製:コンテンツをコピーする権利。

■派生作品の作成:コンテンツを元に新しい作品を作る権利。

■公開表示:コンテンツを公に表示する権利。

■公開実行:コンテンツを公に実行する権利。

■サブライセンス:これらの権利を第三者に再許諾(再ライセンス)する権利。

■配布:コンテンツを第三者に配布する権利。

<ライセンスの性質>

■永続的:期限を定めない。

■全世界的:地理的制限を定めない。

■非独占的:他のユーザーにも同様のライセンスを付与できる。

■サブライセンス可能:Midjourneyはこのライセンスを他の第三者に再許諾することができる。

■無償:ユーザーはMidjourneyに対して使用料を請求することはできない。

■ロイヤリティフリー:このライセンスは、ロイヤリティー(使用料)を支払う義務がない。

■取り消し不能:一度付与されたライセンスは取り消すことができません。

最新の情報につきまして

最新の情報は必ず公式の情報をご参照頂くようお願い申し上げます。

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商用利用・収益化の例

イラストをLINEスタンプ/グッズ等にして販売する

イラストをLINEスタンプしたり、Tシャツやスマフォケース等のグッズデザインに利用するのは収益化が出来るので、商用利用に該当します。

<商用利用例>

■イラストをLINEスタンプにして販売する。

■イラストをSuzuriでスマフォケース等のデザインに利用して販売する。

■イラストをUP-TでオリジナルTシャツのデザインに利用して販売する。

具体的な手順に関しては以下の記事をご参照ください。

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イラストをNFTにして販売する

イラストをNFTにして販売するのも収益化が出来るので、商用利用に該当します。

<NFTとは?>

■デジタルなデータ(画像や音源等)に唯一無二の証明を付けて、インターネット上で売買する技術。

■主にイーサリアム等の仮想通貨を用いて売買されるが、一部日本円で取引できるサービスもある。

具体的な手順に関しては以下の記事をご参照ください。

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AI漫画として販売する

昨今人気の高まっているAIで生成された画像を用いて漫画を制作し、販売する場合も商用利用に該当します。

具体的なAI漫画制作手順に関しては以下の記事をご参照ください。

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商用利用に該当しない例

収益化を目的としない利用は「非商用利用」となりますが、例えば生成したイラストを「自分で見るだけ」と言ったケースや、「友人に見せる」程度の利用であれば商用利用には該当しないかと思われます。

まとめ

最後までご覧になって頂きありがとうございます!

本日のポイント

■Midjourneyでは有料プラン加入により、商用利用が許可されています!

■NFT/グッズ/LINEスタンプやAI漫画の販売、収益化のあるYoutubeチャンネルのサムネイル画像等が商用利用となります。

■画像の所有権は自身にありますが、一部の権利はMidjourneyにも付与されます。

■Midjourneyの規約は二次元イラスト特化のNiji・Journeyでも同様となります。

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