Midjourney最新アップデート|Style Explorer V1でスタイル検索が可能に

AI画像生成ツール Midjourney に、新たに「Style Explorer V1」が登場しました。
これまでの「画像」や「動画」のExploreページに加え、今回は スタイル” を自由に探索できる機能 が追加された形です。

本記事では、この最新アップデートの概要から使い方、活用のメリットまでをわかりやすく解説します。
「普段とは違う表現を試したい」「作品に合ったスタイルを素早く見つけたい」というクリエイターにとって、必見の内容となっています。

<本アップデートのポイント>

  • SREFコードによるランダム生成で、思いがけないスタイルと出会える
  • 「Like」でお気に入り保存や、「Try Style」で即適用が可能
  • ファジーサーチや並び替え機能で効率よくスタイルを発見できる
目次

Midjourney「Style Explorer V1」とは?

2025年に公開された最新アップデート「Style Explorer V1」は、Midjourney上で 多彩なスタイルを探索・試用できる新機能 です。

これまでMidjourneyには「Images」や「Videos」といったExploreページがあり、人気の作品や注目の生成例を閲覧できました。今回のStyle Explorerは、その対象が「スタイル」に拡張された点が大きな特徴です。

ユーザーは、AIが生成したさまざまな表現スタイルを一覧で確認し、気になるスタイルをお気に入りに保存したり、自分のプロンプトに即適用して試したりできます。従来の「自分で試行錯誤してスタイルを探す」流れから、より直感的にスタイルを発見・活用できるようになったと言えるでしょう。

特に、これまでプロンプト調整に時間がかかっていたユーザーにとっては、制作効率を大きく高めるアップデートとなっています。

公式のアップデート情報は以下の通りとなります。

皆さん、こんにちは!本日、スタイルエクスプローラーの初期バージョンをリリースしました。動画や画像のエクスプローラーページのようなものですが、今回はスタイルエクスプローラーです!

  • 各サムネイルは、異なるSREFコードでレンダリングされたプロンプトのセットです(すべてのスタイルの連続潜在空間からランダムにサンプリングされます)。
  • 「いいね!」を押すとスタイルを保存できます
  • スタイルにマウスを移動して「スタイルを試す」を押すと、プロンプト バーにあるものをすべてレンダリングできます (つまり、多数のスタイルを調べて、それらすべてに対して「ドラゴン」をレンダリングするなどできます)
  • スタイルページの右上にある検索ボックスを使って、プリレンダリングされたスタイルを「あいまい検索」することもできます。例えば、「写真」や「アニメ」と入力すると、それらの単語に最も一致するsrefを検索します。

midjourney.com/exploreでお試しください

この機能には今後さらにエキサイティングなアップデートが予定されており、今後も継続的にスタイルを追加していく予定です。

楽しんでね!❤️

引用:Midjourney 公式 アップデート情報

Style Explorer V1の主な特徴

Style Explorer V1では、これまでのExplore機能をさらに拡張し、スタイルを直感的に探して活用できる仕組み が整備されています。主な特徴は以下のとおりです。

1. SREFコードによるランダムスタイル生成

各サムネイルはランダムな SREFコード(Style Reference) に基づいて生成されています。これにより、同じテーマでも多様なスタイルが一覧表示され、普段目にしないテイストに出会えるのが魅力です。

2. お気に入り保存(Like機能)

気に入ったスタイルは 「Like」ボタン を押すことで保存可能。後からマイページで見返し、作品作りに取り入れることができます。

3. Try Styleで即適用

サムネイルにマウスオーバーすると表示される 「Try Style」ボタン をクリックすることで、そのスタイルを自分のプロンプトに適用できます。スタイル適用後は自動でレンダリングされるため、試行錯誤の手間を減らせます。

4. ファジーサーチによる検索

キーワードを入力すると、曖昧検索(ファジーサーチ)が可能です。
例えば「photographic」「anime」と検索すれば、写真調やアニメ調に近いスタイルが幅広く表示されます。厳密一致ではなく近似スタイルも含めて検索される点が特徴です。

5. 人気・新着などのフィルタリング

「Random(ランダム)」「Hot(注目)」「Top Day(日別人気)」「Likes(いいね順)」といったソートオプションで、スタイルを効率よく探せます。

Style Explorer V1の使い方

Style Explorer V1は、Midjourney公式サイトから誰でも簡単に利用できます。ここでは基本的な流れを紹介します。

1. Exploreページへアクセス

Midjourney公式ページの Exploreセクション にアクセスし、メニューから 「Styles」 を選びます。

2. スタイル一覧を表示

画面にはランダムに生成された多彩なスタイルのサムネイルが並びます。
気になるスタイルがあれば、サムネイルにカーソルを合わせて確認しましょう。

カーソルを合わせると以下の様に、「Srefコード」を確認する事ができます。

3. 並び替えオプションを活用

スタイルは左上から表示の切り替えが可能です。

  • Random:ランダム表示
  • Hot:注目度の高いスタイル
  • Top Day:その日の人気スタイル
  • Likes:自分がLikeしたスタイル

4. お気に入りを保存

気に入ったスタイルは 「Like」 ボタンで保存できます。保存したスタイルは「Likes」から確認可能です。

5. 実際に試す

スタイルを使いたい場合は 「Try Style」 をクリックします。
自分の入力したプロンプトにそのスタイルが適用され、自動で画像が生成されます。

生成結果は以下の様な形です。指定したスタイルのSrefコードが反映されております。

6. 検索機能を利用

画面上部の検索バーから「photographic」「anime」などのキーワードを入力すると、関連するスタイルを探せます。ファジーサーチにより近しいテイストも表示されるため、効率よく候補を見つけられます。

活用方法とメリット

Style Explorer V1は、単に「新しい機能」というだけでなく、クリエイターの制作プロセスを大きく変える可能性を秘めています。ここでは具体的な活用方法と得られるメリットを整理します。

1. 新しい作風の発見

普段は使わないスタイルや、想像もしなかったテイストに出会えるのが最大の魅力です。
例:リアル寄りの写真調しか使っていなかったユーザーが、アニメ風やイラスト調のスタイルを取り入れることで、作品の幅を広げられます。

2. 作品の統一感を出す

同じテーマやキャラクターで複数のビジュアルを作成する場合、スタイルを統一することでブランディング性が高まります。広告やSNS用のビジュアルを量産するときに有効です。

3. アイデアのインスピレーション源に

「どんな表現にしようか迷っている」ときに、Style Explorerを眺めるだけでも着想が得られます。プロンプト作成のヒントや、デザインの方向性を決める参考資料として活用できます。

4. 制作効率の向上

従来は試行錯誤でプロンプトを調整しながら理想のスタイルを探していましたが、Style Explorerを使えば「Try Style」一発で確認できます。結果的に制作時間の短縮につながります。

今後の展望

Style Explorer V1は、まだ「V1」と名付けられていることからも分かるように、今後さらに進化していく可能性を秘めています。

1. スタイル数の拡充

現時点でも多彩なスタイルがランダム表示されていますが、今後はさらにバリエーションが追加される見込みです。特定ジャンル(例:ファッション、建築、CGアートなど)に特化したスタイルパックの導入も期待されます。

2. 検索精度の向上

ファジーサーチによる曖昧検索は便利ですが、将来的にはより高度なフィルタリング(例:色調・質感・時代背景など)が可能になるかもしれません。これにより、ユーザーが求めるスタイルに素早くたどり着けるでしょう。

3. コミュニティ連携の強化

「人気」「Like」ランキングがあるように、今後はユーザー同士がスタイルをシェアしたり、共同で評価・推薦できる仕組みが強化される可能性があります。これにより、トレンドスタイルの発見も容易になります。

4. プロダクション用途への展開

広告やデザイン制作の現場では、効率的にスタイルを統一することが重要です。Style Explorerの進化によって、商用利用に耐えうる「プロジェクト単位でのスタイル管理」が可能になる可能性も考えられます。

まとめ

Midjourneyの最新アップデート 「Style Explorer V1」 は、これまで以上に多様な表現スタイルを直感的に探し出せる強力な機能です。

<本アップデートのポイント>

  • SREFコードによるランダム生成で、思いがけないスタイルと出会える
  • 「Like」でお気に入り保存や、「Try Style」で即適用が可能
  • ファジーサーチや並び替え機能で効率よくスタイルを発見できる

これらの特徴により、クリエイターは 制作の幅を広げつつ効率も向上 させられます。
まだV1段階ではありますが、今後の進化によってさらに利便性や表現力が高まっていくでしょう。

「自分の表現をもっと広げたい」「新しいインスピレーションが欲しい」と感じている方は、ぜひ一度この新機能を試してみてください。

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