Google社が画像生成AI「Imagen」の最新Version「Imagen 3」を発表しました。
「Imagen 3」は細部まで高品質な画像を生成でき、クオリティは画像生成AIのトップツールの1つである「Midjourney」に並ぶと注目されています!
<Imagen3 画像生成例>
<Google DeepMind Veo公式ページ>
<Imagen3 特徴まとめ>
■写真やイラスト、油絵等の幅広い生成に対応!
■長いプロンプトの指示も忠実に再現!より思い通りに画像生成が出来る!
■ロゴデザイン等に役立つ!文字入れ機能にも対応!
■Imagen3で生成された画像にはAI生成物である事が判別できる電子透かし「SynthID」が導入される。
Imagen3の特徴
様々なスタイルに対応し、長いプロンプトにも忠実になった!
先ほどのGoogle DeepMindのページにいくつか画像が掲載されていますが、イラストから写真、油絵等々のスタイルに対応している様子がうかがえます!
いくつか紹介をさせて頂くと、「トルコ カッパドキアの熱気球」がテーマの画像は、実写と区別がつかない位のクオリティでしょう!
木製のロボットがテーマのイラストはこちらです。先ほどとはうって代わってアニメ映画のワンシーンの様なスタイルになっています。
また、従来の画像生成AIはプロンプト(テキストによる指示)が長くなり過ぎると、忠実度が下がる(テキストが無視される)と言った問題が発生しがちでしたが、「Imagen3」ではこうした問題もかなり改善されています。
上記の木製ロボットのプロンプトは以下です。
<プロンプト>
開花した蔓に覆われた風化した木製のメカロボットが、背の高い野の花の野原に静かに立っており、差し出された手には小さな青い鳥が止まっています。温かみのある色調と柔らかい線が特徴のデジタル漫画。背後には滝のある大きな崖が迫っています。
文字入れ機能にも対応!
恐らく英語のみですが、画像内に文字を入れる事にも対応しているようです!
文字入れ機能はロゴデザインや漫画風のイラストを生成する時に非常に有用な機能ですが、意外と対応している画像生成AIは多くありません。
<Imagen3による文字入れの例>
私が知っている限りだと、現在の画像生成AIで文字入れが使えるのは「Midjourney」位ではないかと思います。
※ロゴデザイン特化の生成系を除いて。
■Midjourney文字入れ例
AI生成物である事が判別できる電子透かし「SynthID」が導入される
人間には知覚できない電子透かし「SynthID」を導入し、AIが生成した画像/動画/音楽であると識別できるようにするそうです。
「ディープフェイク」と呼ばれるAIで生成した偽のコンテンツで「詐欺」や「偽情報の拡散」等の社会的に悪影響を与える犯罪が増加してきているので、これに対する対策の一種ですね!
<SynthIDについてもっと詳しく見たい方はこちら>
imagen 3 の一般公開はいつから?
2024年5月現在 一般公開はされていません!
今後、一般公開前には「選ばれた一部のクリエイター」が早期アクセスできるようになり、ツールのフィードバックを受ける予定です!
早期アクセスのウェイトリストは「Labs.Google」から「VIDEOFX」のページよりアクセスできます。
ちなみに上記のサイトから「ImageFX」のページにて、「Imagen2」は利用可能です!
左上の「Home」を選択します。
「ImageFX」をクリックします。
こちらの画面で「Imagen2」の画像生成が可能です。画面上部には「Imagen3」へのウェイトリスト登録もございます。
まとめ
最後までご覧になって頂きありがとうございます!
本日のポイント
<Imagen3 特徴まとめ>
■写真やイラスト、油絵等の幅広い生成に対応!
■長いプロンプトの指示も忠実に再現!より思い通りに画像生成が出来る!
■ロゴデザイン等に役立つ!文字入れ機能にも対応!
■Imagen3で生成された画像にはAI生成物である事が判別できる電子透かし「SynthID」が導入される。
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