先日公開されたGoogle の画像生成AI「Imagen3」の実力は如何ほどか!
現在、画像生成AIのトップクオリティと呼ばれる「Midjourney v6」と比較をしました!
<本記事の結論>
■Google Imagen3もMidjourney v6も実力はほぼ拮抗!
■Imagen3は料金プランが不明な為、金額とリリース時期によってはMidjourneyから乗り換えもありかも。
■Midjourneyには別で二次元特化の「NijiJourney」がある為、こちらは強みとして維持できそう!
Google Imagen3 VS Midjourney
比較の前提
Imagen3はまだ一般公開されていないVersionとなる為、Googleの公式ページに掲載されている画像とプロンプトを元にMidjourneyと比較を行います。
<Imagen3>
Midjourneyは上記のページに公開されている「Imagen3」のプロンプトを流用し生成を行い、Imagen3とどちらがよりプロンプトに忠実かと、画像のクオリティが高いかで比較をしてみたいと思います。
実写の写真系で比較する
まずはImagen3に公開されている2枚の実写の写真系画像とMidjourneyを比較していきます。
■Imagen3の熱気球の写真風画像
<Imagen3 プロンプト>
偏光フィルターを使用してDSLRカメラのスタイルで撮影します。トルコのカッパドキアにある独特の岩層の上に浮かぶ2つの熱気球の写真。これらの風船の色と模様は、下の風景の素朴な色調と美しく対照的です。このショットは、そのような体験を楽しむことで得られる冒険の間隔を捉えています。
■Midjourneyの熱気球の写真風画像
並べると以下の様となります。
残念ながら私はトルコに行った事がないので旅行サイトで見てみたら、「カッパドキアの熱気球」の様子をいずれのツールも上手く抑えて生成してくれています!
↓興味がある方向け カッパドキアの熱気球↓
次に3人の女性が並んでいる写真風の画像を比較していきます。
■Imagen3の生成結果
■Midjourneyの生成結果
<プロンプト>
3人の女性が一緒に立って笑い、前景で一人の女性が僅かに焦点が合っていません。太陽が女性の後ろに沈み、レンズフレアと暖かい輝きが女性の髪を強調し、背景にボケ効果か生み出します。写真のスタイルは率直で、友人間の真のつながりと幸せの瞬間を捉えています。ゴールデンアワーの暖かい光が、ノスタルジックで親密な雰囲気をイメージに与えます。
並べるとこんな感じですね!
甲乙つけがたい!
どちらも非常に自然ですね!プロンプトの指示にも忠実です。実写系の画像生成は最近進歩が目覚ましくて写真なのか、AIなのかの人の目で見分けるのが困難なレベルになってきたように感じます。
ちなみにほんの1年ほど前のMidjourney Version 4で生成した結果はこちら。比べるとその進化の速さが良くわかりますね。
動物系の画像で比較する
Imagen3のサイトに並ぶ写真の中でも一際目を引くのはこちらの「あみぐるみの象」でしょう。
シンプルなプロンプトながらに実際にはなかなか撮れないような写真となっていて、まさに生成AIならでは画像と言えますね!
■Imagen3の生成結果
<プロンプト>
サバンナを歩く象のあみぐるみ、プロの写真、ぼやけた背景
■Midjourneyの生成結果
並べるとこんな感じですね!
ぼやけてても背景のサバンナ感が強いのはImagen3…なのかなって気がちょっとしますね。
ちなみにMidjourneyでは何回か生成を試しましたが、半分くらいは以下の様に立ち上がった象になりました。
こちらの方が「あみぐるみ」感はありますが、背景はなんだかサバンナと言うより近所の山みたいな感じですね!
その他、子供部屋の床に眠るクマのぬいぐるみの比較がこちらです。よりふわふわなのはMidjourneyですね!
<プロンプト>
白いふわふわの熊のオモチャが、写真のようにリアルな3Dレンダリングのスタイルで、子供部屋、おもちゃ箱やおもちゃが周囲にある赤ちゃんの寝室の床で眠っています。
そのほかの比較
その他、いくつかImagen3とMidjourneyを比較した画像を並べておきます。
<プロンプト>
様々なカラフルな羽で作られた「Light」の文字、背景は黒
<プロンプト>
テーブルの上の古い青いガラスの花瓶に入った、大きくてカラフルな花束。正面には薔薇、百合、雛菊、蘭、果物、果実、緑の葉など、他の様々な花に囲まれた1つの美しい牡丹の花があります。背景は濃い灰色です。オランダ黄金時代のスタイルの油絵。
<プロンプト>
クレイメーションのシーン。年配の女性の中ワイドショット。流れるような服を着ている。彼女は緑豊かな庭に立って、オレンジ色のじょうろで植物に水をやっている。
<プロンプト>
鳥の小さな土偶を手に持ち、もう一方の手で造形ツールを使って彫刻している人の手のビュー。彫刻家のスカーフが見えます。彼の手は粘土の粉で覆われています。質感と職人技を強調したマクロデジタル一眼レフ画像。
Google Imagen3 VS Midjourney v6 比較総評
クオリティは甲乙つけ難い!料金プランとリリース時期次第で乗り換えも有りかも。
正直、生成される画像のクオリティは「Google Imagen3」も「Midjourney v6」もそこまで大きく差がないように感じました!
Midjourneyは現在、無料プランがないのでImagen3がもし無料で公開されるなら、Midjourneyを離れてImagen3に乗り換える人もいるかもしれませんね。
また、MidjourneyにはV6以外にも「Niji Journey」と言う二次元特化のイラスト生成モデルもございます!
こちらのモデルも非常に可愛らしいイラストが生成出来るとして人気です!
私もNijiJourneyを活用して可愛い女の子のアイコンを以下のサイトでNFT販売していたりします。
まとめ
最後までご覧になって頂きありがとうございます!
本日のポイント
<本記事の結論>
■Google Imagen3もMidjourney v6も実力はほぼ拮抗!
■Imagen3は料金プランが不明な為、金額とリリース時期によってはMidjourneyから乗り換えもありかも。
■Midjourneyには別で二次元特化の「NijiJourney」がある為、こちらは強みとして維持できそう!
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